以前「マイMIL規格」の話をした後、ふとあることを思いました。
「あれこの考え方って、結局は物欲を抑える話になるのか?」と。
この記事では、私の特殊なモノの見方を調べて、物欲の抑え方を考えたいと思います。
困ったことに結論が最後にある物語形式ですね。読み進めてもらえたら幸い至極。
前提
お金がないから買わない、出来るだけ安く手に入れようとする
全くお恥ずかしい限りですが、わたくしは幼少期より欲しいものはいつも手に入らない
環境で育ちました。とはいっても生活に困窮していたわけではなく、単純に趣味のものが買えない状態にあったということです。
若きはゲーム機・プラモデル、現在は工具やら奇怪な電子機器なやら…めぼしいものを見つけては指を咥えて見つめるだけの生活を送っています。
よく考えれば家庭内の「お小遣い制」が大きく関係しており、欲しいものがあれば貯めるしかなく、プラモデル(特にガンプラ)では価格の高いMGやPGなど買えるはずない。
ゲーム機なんざ夢のまた夢だったのです。
お年玉は貯金になり、クリスマスは見当違いのものが来る…
簡単には買い与えてくれない。そんな感じでした。
今は大学生ですがアルバイトはしておりません。これは単純に行っていないだけですが…行けば何とかなりますね(反省)。
ですが「考えなしには買えない」、「高ければ妥協するしかない」という意識づけが、無意識にも行われていたのでした。
完全な客観化に陥った
先ほどの”妥協”感覚が身に付いたことによって「少しでもアレに近いものを」、「何か代用できないか」ということばかり考えるようになりました。
そうすると商品の”売り文句”よりも商品の”性能”を見てモノを考えるようになるとは、
皆さん思いませんか?
それに”代用”を考えると他の角度から物を見るようになって、言うなれば既にあるものに対して必死で他の物を探す”へそ曲がり”となってしまったのです。
こうなってくると、いろんなものを「あっ!欲しいな!」では全く物を買えない人間へと変貌してしまったのです。
物欲を抑えるには?
ここまで私の昔話と、この物欲を抑えることに関する”前提”の価値観を書きました。
つまり「自分の尺度を持ってモノを選ぶようになった。」、
そのため
「誰かの提案では全くそのモノを欲しいと思えないようになった。」
ということが鍵になるようです。
前の「マイMIL規格」と話題を繋げてみると
「気分でモノを買えなくなったために、自分なりの尺度をまとめる基準(マイMIL規格)を作るほかなくなり、本当に要る物しか買わなくなった」となる訳です。
ということは…
皆さんにも応用できるなら、「欲しい!」衝動を一旦抑制して客観視することで物欲を抑制し、無駄使いを減らせるのではないでしょうか?
つまりは、買う前に少し日を開けよく考える、可愛かろうが、カッコよかろうが、
好きだろうが、売り文句にそそられようが、まずは一旦本当に要るのか考えてみる。
いらないと思えればすぐに買うのを辞めるのです。
また要る物なら買ってしまってもいいですが、安く代用できる方法も探すのもいいですね。
長い文章で語ってきたことは単にこれだけです。
企業にとっては面倒な話ですが、不必要なモノを売りつける企業が悪いわけでここでその議論は割愛しましょう。
色々と筋を立てて話しましたが、抑制ができない方も多いでしょう。
無論それは仕方のないことです。それまで解放されてきた欲を、”物欲”を抑えるなど、簡単ではありません。
ですが、
もしあなたが、本気で「無駄使いをなくしたい!」、「物欲を抑えたい!」とお考えになるならば、少しずつでもぜひ実践して頂きたいです。