日暮ニッチな部屋

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マグカップみたいなオシャレ粘着カーペットクリーナー(コロコロ)は使いやすいのか?

”コロコロ”と聞くと掃除道具以外が思い浮かぶのは筆者だけでないかもしれませんが、今回はカーペットクリーナーのお話です。

ただし”コロコロ”の名称は”キャタピラ”とか”マジックテープ”がごとく特定の商品の商標が広く一般的に呼ばれているもの。

ですのでこの記事では正式名称である”粘着カーペットクリーナー(以下、粘クリと呼称)”と表記します

マグカップのような外観の異端児(やつ)

さて粘クリと言えばローラー刷毛のような形のものが大半…というか巷でもそれしかないですね。

まるでホンダのスーパーカブのような完成された形であり、その形であることを誰も疑問に思わないほどの存在と言っても過言ではありません。それどころかその形で商品を探して見つけると「AA…Korekore」っと安心してしまうほどの象徴的な形でもあります。

そんな安心感を捨てたとんでもないやつが現れました。冒頭の写真のやつです。

ぱっと見、ビールジョッキですが粘クリです

ではなぜ今までの伝統的な形を捨てて、こんな形のものが出てきたのでしょうか?

T字型の粘クリの悪いところは収納がしにくい

掃除道具全般の形が棒+極端に肥大化した先端部分を組み合わせた形状をしており、何かと引っ掛かったり差し込もうとしてつっかえるような大変苛立たしい経験をされた方も多いでしょう。私のその一人。

従来のT字型粘クリもこの例に漏れず、また粘着質であるため使用時には意図しないものにくっ付きはじめることもしばしば。

そのため収納するときは粘着部分の保護も含めて”収納ケース”があります。

↓こういう感じの...↓

それは白い四角い箱であり部屋の片隅にチェル〇ブイリの石棺をも思わせる主張の強さとなって存在している”ケース”が多いでしょう。

おしゃれ部屋をある意味汚す掃除道具になりかねないものです。近年では木製持ち手のついた魅せる収納のものも登場していますが収納の幅は狭く置き場を取るという点では従来品と何ら変わらないのが悲しいところ。

またそれらの置き場として、本体を出し入れするための上方向への余裕や近くに物が少なく取り出しやすい場所に収納する必要からそれなりの場所を確保しなければなりません。

マグカップ型はT字型を越えるのか?

ここからは使用感などを見ていきます。

T字型と比較されたい方はお手元ものor画像を手にご覧くださいね。

まずは全体像から…

メリケンサックとローラー消しゴムを組み合わせたみたいな特殊な形です。

サイズ感はこのような感じ

幅  (W)8cm

奥行き(D)15㎝

高さ (H)18㎝

重量はロールの重量で痩せたり太ったりします。

表記上だと意外に奥行きがありますが箱のケースに比べると体感コンパクトに感じます

 

見たままの持ち手ですから…

…このように持ちます。

”グッド”手にしようとしたら魔法少女のステッキの持ち方よろしくとなってしまいました笑

いざコロコロしてみます。

困ったことに意識して握っていないととこう…

…手の中でグニッと回ってしまいます。

断じてわざとでなくコロコロしながら撮りました。

手首の位置を猫が招くみたいに固定してしっかり持つとなりにくいかな?

使い慣れるとは思いますがやはりT字型が採用されてきた理由が何となくわかったような気もしますね

 

コロコロのロール交換の仕方

T字型と形が違うとなるとおのずとコロコロの真なる本体と言ってもいいロールの交換方法が気になるところ

余談、このコロコロの替えも名前がいっぱいありますコロコロリフィル、コロコロロール、スペアロール、粘着テープ…いったい何で呼べばいいのやら

 

まずは本体の構造から見ていきましょう

箱に描いてある説明です。

古きよきFP-45リバレーター(銃器)の使用説明書よろしく単純明快

 

実際に分解してみます

部品点数が少なくてよいですね

この丸いのをロールの左右先端に差し込みます。このピンで持ち手本体に固定してなおかつ回転する部分となります。

持ち手本体が”コの字”になっていますから先ほどのピンを両側ともに穴へ合わせます。簡単そうに見えますがここが結構かなり硬い。

形のままのプラスチックなので持ち手本体にもピン本体にも伸ばしたり縮んだりするパーツがありません。ですから差し込むのは力業になるのです
爪には注意しましょう。痛めます

 

ヨイとこ・ダメなとこ

個人的な感想を書いていきます

ヨイところ

まずいいところとしては収納がコンパクトなこと、そして独自な形で目立ちにくいところです!

こんな感じに本棚に格納しています

縦置きのおかげでこの後ろにはハンディモップを置いてありますよ

もちろんT字型も工夫によって置き方を変えることもできますが工夫なしで縦置き収納が可能な点は評価されるべきでしょう。置く場所を取らないことが何よりの利点です。

いつもと違う形でぱっと見でコロコロと認識されづらく、さらに狭いところに隠せますから掃除道具を来客陣にも悟られたくない方にはうってつけですね。

後、取っ手形状が真横に来るのでつかみやすいという点でも1つよい部分です。

ダメなとこ

ダメなところは6つ、よい点よりも多いですが今(202408/26日現在)も使い続けてるからヨシ☜

1つ、コロコロすると手の中で踊ってしまう

これは上でも書いた通り、動かしていると手の中で動いてしまうことですね。

 

2つ、強く持てるような形状でもないので握ると痛い

これも1つ目に通じますが動くのを止めようと強く持つと痛いです。

持ち手が肉抜きされていているのでその角が当たってしまうからです。

 

3つ、ロールを交換しづらい

これも上で書いた通りです。交換するためにばねとかでピンを動かせるようにしたら改善できそうですがこれは後発に期待します。

 

4つ、持ち手本体とロールの間にほこりが溜まりやすい

これはロールについたゴミが飛んだり巻き上げたりして入るのだと思いますが

構造としてほこりが溜まりやすくなっています。交換時に拭いてあげる必要がありますね。

(汚くて申し訳ないですがこんな感じ、この後拭きました)

5つ、ケースに粘着がくっ付くことがある

コロコロの持病ですね。これにももれなくあるものでした。

とくにロールの交換したすぐのときは引っ掛かることが多く、ロールが少なくなると引っ掛かりづらくなってきます。

 

6つ、色が白しかない

掃除道具の宿命か、色の選択肢が少ないことです。

白基調なお部屋なら問題ありませんがダークオーク色が好きな自分としてはやや気になるところ。

ちょっとグレー寄りの白ではあるので、まぶしく目につくほどではないにしても統一感を重視される方なら嫌煙されてしまうかも知れません。

ただ最近の掃除道具も黒プラスチック成型や木目調のプリントがなされたもの、はたまた木材が持ち手に使われているものも出てきてますから今後に期待大ですね

 

まとめ

T字型の型を破り、新たなスタンダードとなりうるかと思いましたが使いやすさは正直今一つといった印象でした。

ただし収納面ではかなり重宝する形状ですし、使えないほどの欠点があるわけでもないので私はT字からこれに入れ替えています。

まだ種類の少ない形状ですからもっと見直されて改善されていくことを願うばかりですね。

もし収納に困っている方は一度使ってみると新しい発見があるかもしれませんよ。

 

〇参考サイト

choosebase.jp(最終閲覧2024/09/08)

同用途 同一形状 それどうよ